意外と食べてるトランス脂肪酸
一昨年 米国の食品医薬品局(FDA)は、一部の菓子類やマーガリンなどに 含まれるトランス脂肪酸の使用を段階的に禁止すると発表しました。
日本では 未だに表示すら義務化されていない状況です。
日本では「元々トランス脂肪酸の摂取量が少ないから大丈夫!」っと言うのが政府の見解ですが
これは「平均すれば・・・」の話で実際には摂取量オーバーしている人も多いようです。
改めてトランス脂肪酸の問題点ですが・・・
2015-10-14に紹介させていただいた記事の再掲です。
トランス脂肪酸が原因と思われる疾患等
・動脈硬化 ・心筋梗塞等 心臓病関係 ・ガン ・免疫機能不全 ・悪玉コレステロール増加
・認知症の誘発 ・糖尿病リスク増大 ・アレルギー ・アトピー ・不妊 ・怒りっぽくなる
等々
どんな物に多く含まれるか?
「植物油に水素添加」して固めた場合に大量に生成されるのでパン・ケーキ・クッキー・クラッカー・パイ等が好きな女性は要注意
サクサク カリカリとした軽い食感。
また植物油を180度~220度で加熱した場合も少量生成されるが 水素添加した物に比べれば はるかに少ないと思われる。
トランス脂肪酸は本当に悪いのか?
トランス脂肪酸は生活習慣病の原因となることが、はっきりしています。
これは疫学調査から明らかであり、トランス脂肪酸を減らせば、減らすだけ動脈硬化などのリスクも下がる事が分かっています。
トランス脂肪酸を多く含むマーガリンはオランダでは発売禁止に・・・
トランス脂肪酸の摂取限度は1日2gと言われています。
ファーストフードのフライドポテトやアップルパイ チキンナゲットにはそれぞれ 4~6g程度含まれている。
サクサクしたお菓子が好きな方は特にご注意下さい。
あと食パンに2枚以上 マーガリンを塗っている方もオーバーしている可能性大です。(ただし銘柄による)
最近は対応も進んでいるそうですが 基本的にトランス脂肪酸の含有量を表示することで消費者が受けるデメリットはありません。
それなのに 表示しない代わりに「もう対応したから大丈夫です。」っというメーカーの理屈は どうも腑に落ちないのです(開示すらしない大手メーカーもあります)。
- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/aseed.jp
過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。
彦根市の漆芸家、坂根龍我さんの作品などは waca-jhi's diary
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