化学調味料の味覚上の問題点
化学調味料というと それだけで嫌悪する人もいるかもしれませんが
今日は その物の毒性ウンヌンのお話でなく 化学調味料を多用し過ぎると味覚上の問題が有るというお話。
そもそも 化学調味料は グルタミン酸ナトリウムと言って
約31%が食塩相当です。
つまり 元々 塩分が備わっている所へ 化学調味料を入れるという事は さらに 塩を足しているのと一緒なのです。
それなのに 化学調味料が入ると 化学調味料自体の味で飽和し 塩味は逆にまろやかに感じます。
これが落とし穴です。
2015-11-21に紹介させていただいた記事の再掲です。
結果的に 外食が多いと(一般的な ホトンドの店で使われている為)常に 塩分過多になり
成人病や 様々な疾患の原因に なりやすくなる所が問題なんです。
元々の塩味の上に(化学調味料=塩分)で さらに味わいは まろやかですから食後 想像以上に 喉が渇くのも特徴です。
実際 体内のナトリウムとカリウムのバランスが崩れる為に不調を訴える人も稀にいます。
天然のアミノ酸は より複雑で多種のアミノ酸の組み合わせで成り立っています。
いわゆる 様々な必須アミノ酸が豊富と考えられるのですが
化学調味料の場合 基本的に単一の旨味でしかなく
元々 体内で合成できるアミノ酸ですから それ程必要性も無く
一瞬美味しく感じますが凡庸な飽きやすい味です。
まとめ
濃い目の化学調味料はトップノートが強すぎて後半飽きが来る。
天然出汁はトップノートは弱いが複雑なため最後まで飽きが来ない。
化学調味料を入れると味覚が飽和しやすく塩味を薄く錯覚
結果 塩分過多に・・・
念の為書きますが 僕は料理を作る側なので
化学調味料は一切使いませんし これからも使いたいとは思いません。
しかし一般の方に
化学調味料=絶対食べるな!とも言いません。
問題は無意識のうちに摂取して 感覚が狂う事なのです。
時には 食べる事が有っても良いでしょう。
でもどういう物なのか知らないで食べるより
せめて知った上で食べて頂きたいのです。
- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/aseed.jp
過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。
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