ビスフェノール A (トマト缶)の不安
「トマト缶が良くない」という話を 時々聞きますが なぜか?
実は 缶の内部にコーティングしている
樹脂に含まれるビスフェノールAという物質
がトマトの酸で溶け出し 生殖機能に何らかの悪影響を及ぼす可能性があるとの事。
ビスフェノールAは 主にプラスチック(ポリカーボネート樹脂やエポキシ樹脂等)の原料として利用されています。
これ元々 米国でトマト缶を大量に使用する文化があるので そこから指摘された問題なんです。
ちなみにカナダでは規制が進んでいて すでにポリカーボネート製の哺乳瓶自体が販売が禁止だったりします。
2015-07-09に紹介させていただいた記事の再掲です。
日本では 厚労省から ビスフェノールAの摂取はできるだけ減らすことが望ましいので関連事業者に自主的な取り組みをすでに要請済み。
缶詰の内面塗装に使う樹脂の変更を行うなど、対策が進んでいます。
現在 日本産はビスフェノールAを含まないペットボトルと同じ成分を使用した缶詰が大半です。
そのペットボトルの成分も疑えばキリが無いですが・・・
ただ売っている70%前後が輸入品なので ご注意下さい。
一応妊婦さんや乳幼児は 外国産の缶詰は避けた方が無難かもしれません。
また「瓶詰め」も多く販売されているので 気になる方はそちらを使うか 普通に生のトマトをお勧めします。
神経質になり過ぎるのも良くないけれど一応知っていた方が良い情報だと思います。
厚生労働省の見解は以下
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/07/h0708-2.html
国内の物は 一応 基準値以下に収まっているとのことですが
海外では 日本の基準が甘いのではないか?という見解もあり 何とも言えません。
参考URL
「カップ麺の容器は人体に悪影響」と米医療研究チームが改めて指摘
http://japan.techinsight.jp/2014/08/yokote2014081721040.html
- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
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過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。
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