てーへんだー てーへんだーの人
「大変なことにならないように、新しい治療を始めましょう」
「大変なことになる前に、新しいお薬を追加しておきますね」
診察に行くたびに悪くなることを前提とした言葉を聞くと気持ちが滅入りますよね。
悪化は免れないような言葉を聞くと、それ自体が体に本当に悪いです。
体を信じて頑張っているのに、それを打ち砕くような言葉は、難病患者の心から希望を奪っていきます。
私も次女との闘病時に同じような経験をたくさんしてきました。
そんな時に救われたのが村上和雄先生の存在と言葉でした。
遺伝子の研究者として知られている村上和雄先生は、遺伝子にはスイッチがあり、そのONとOFFに心の環境が大きく関わっていることを研究結果で明らかにされました。
先生は昨年に亡くなられたのですが、生前には「笑いと遺伝子」との関係性を研究されて、笑った直後には免疫力が上がっていることを証明されています。
「エピジェネティクス」は、「心の環境」が「遺伝子」「細胞」に作用する謎を明らかにしようする学問です。
それを化学的に証明されたのが村上和雄先生でした。
次女との闘病時にも、この先生の考えや発想が、私にとっては大きな希望になりました。
また、食事やデトックスだけではなく、次女の心の状態にも意識することができて、よく笑うようになった娘の体が回復へと向かったことは確かな事実です。
難病克服支援センターさんの了解の上、記事を転載しています。
当時小学6年生だった長女にも相談をし「家族が暗くならないように、どんなことがあっても一緒に笑っていて欲しい」と伝えたのも、村上先生の言葉があったからです。
「志を高く」「感謝して生きる」「プラス発想をする」
この3つが物事や体を好転させる、そう教えてもらったことが心の支えになり、次女が治るまで諦めなかったことにも繋がっています。
「病は気から」と言いますが、病気の全てを「心や精神」だけで治すことはできません。
しかし、「心の状態」が体に大きな影響を及ぼしていることは確かです。
にもかかわらず、診察に行くたびに「大変だ、大変だ」と言われるのですからね。
でもね、そういった言葉には負けないで欲しいです。
検査結果が良くても「てーへんだー てーへんだー」と言うのがお仕事の人
そういう人だと思って、笑っていられるように。
うちの次女だって7歳の時に「5年後は寝たきり てーへんだー てーへんだー」
「そのうち呼吸器 てーへんだー」
「寿命は20歳まで てーへんだー てーへんだー」
現在、次女は21歳、元気に就活しています。
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過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。
彦根市の漆芸家、坂根龍我さんの作品などは waca-jhi's diary
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