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《食⇔健康をもっと知ろう》

遺伝子組み換えコーンとラットの論文が再登録 《 A seed さんより 》

この項はフェイスブックpageのA seed記事の転載です。フェイスブックをやっていない方も見られますので教えてあげてくださいね。また [+読者になる] を押してくだされば都度に配信されます。


【 遺伝子組み換えコーンとラットの論文が再登録 】


2012年に腫瘍だらけのラットの写真が発表され大問題になった論文。

その後 静かになったと思ったら昨年2013年の11月に 論文自体が取り下げられていました。

しかし 一昨日の報道によると再度他の論文誌に発表されたようです。

http://www.nature.com/news/paper-claiming-gm-link-with-tumours-republished-1.15463

今回の論文は元の論文から少し修正され オンラインで公開されました。

同時に執筆者であるセラリーニを含む4人の著者による付属コメントも掲載され、その中で彼らは自分たちが検閲の犠牲者であり、批判者たちには「深刻な明らかにされていない利益相反」があったと訴えています。   

また 著者たちは研究に使われた「生データ」も公表した。セラリーニは全般的透明性の模範になりたい、そして遺伝子組み換え食品産業に自分を手本としてもらいたいと述べた。

彼は研究が毒性研究の標準的国際規範に準拠していることを強調し、モンサントなどの遺伝子組み換え会社が自社の製品について毒性データを公開していない事実を嘆いた。

「ラットの血液に与えるラウンドアップの長期的影響についての研究は一つとしてない」 

「これはまったく異常であり、科学的に異例なことだ」 との事。

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以下 2012年に 公開された内容

遺伝子組み換えコーン 以下(GMOコーン)

*******************

200匹以上のラットを使って 実験期間は ラットの寿命である2年間  

ラットにはGMOコーンのみ と 

GMOコーンとラウンドアップを合わせた物

三段階の異なる分量(11%、22%、33%)混ぜた食事が それぞれに与えた。

さらにそれとは別の三つのグループに、ラウンドアップのみを、同じ様な量を増やしながら与えた。


それぞれ20匹のラットで

GMOコーンを与えられたグループ3つ、

GMOコーンとラウンドアップの グループ3つ、

ラウンドアップのみを与えられたグループ3つの 

計 9種類のグループと

GMOコーンに近い通常品種のコーンを 除草剤を使わないで栽培した物を与えられたグループと比較した。


死亡率の上昇

今回の実験で ハッキリ差が現われたのは1年後だった。

オスの間では肝臓のうっ血や壊死が2.5~5.5倍多かった。

また重度の腎臓障害も1.3~2.3倍現われた。

その他には 乳房の腫瘍も監察されたが、それは統計的に見て明確な差は認められなかった。

死亡率も、すべての実験グループで上昇した。

ラットの平均寿命は624日、メスについては701日 この平均寿命を過ぎた後の死因はすべて寿命とする。

この平均寿命の前に、通常のコーンのグループでも オスの30%、メスの20%が自然死し、GMOコーンを与えられたグループのオスの50%、メスの70%も死亡した。 

また、発見された病気の過半数が、与えられていたGMOコーンやラウンドアップの量とは比例していないとの事。

ただ だからと言って無関係と断定するのは危険で 

何らかの影響が有った事は事実と思われるので、この場合はホルモン体系を乱す物質ではないか?と考えられるそうです。

つまりラウンドアップは内分泌かく乱物質 俗に言う 環境ホルモンと 似たような作用を持つのではないか?との事。

ただし、この説明では GMOコーンのみを与えられたラットに監察された病気の原因を明かすことは出来ません。

そこで GMOコーンの遺伝子は ガンの予防効果があるとされるアミノ酸の合成に必要な酵素 (ESPS シンターゼ)を破壊 若しくは 変異を誘導するのではないかと研究者らは考えました。

このアミノ酸の減少を証明出来れば GMOコーンのみを与えられたラットについて、発病増加の事実が説明できるかもしれないと言う。

この様な研究が公になると 何らかの圧力が掛かる為秘密裏に進められていたそうです。

新聞社にも発表まで絶対に秘密にして欲しいと 制限が掛かっていた。


逆に言えば このような実験の場合

 他の研究機関である程度 分析 検証した上で発表するべきですが それが出来なかったのは上記理由からだそうです。 


また約3億円近くの研究資金

財団チャールズレオポルドメイヤー、CERES(大手流通企業集合体)Criigen(遺伝子工学に関する研究と独立情報委員会)という

反バイオテクノロジーの フランスの公平な研究機関 等々から捻出されたそうです。

また このデータは以後公開され 

彼らとは反対の意見を唱える研究機関にも公平に提供する用意があるとの事。

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上記に 反論している側の意見からすれば

この種のラットは18ヶ月を超えると健康上の問題を起こしやすい種類であって この研究自体が かなり曖昧な物としていました。

結局の所 論文自体は不確定な要素も有りはっきりした事は言えないけれど モンサント等以外の機関が研究発表した物はなく データ自体が もし他の研究に役に立つなら・・・

というニュアンスでしょうか?

それでも 安全であるという保証が未確定である以上安易に遺伝子組み換え作物などに頼る事が 良い事だとは思えません。

危険かどうか分からない人工的な生成物を 安易に体内に入れる事は避けたいと思うのは人間の本能ではないでしょうか?

少なくても僕は食べたくありませんし 子どもにも食べさせたくありません。

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写真は一番左から

遺伝子組み換えコーンのみ

真ん中が 遺伝子組み換えコーンとラウンドアップ

右側はラウンドアップのみ

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a seed プロデューサー 現代自然派調理研究家 Jeff

元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に興味を持ち
現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。

https://www.facebook.com/jeffrielau
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