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《食⇔健康をもっと知ろう》

遺伝子組み換えサケ、未だ発売に至らず 《 A seed さんより 》

この項はフェイスブックpageのA seed記事の転載です。フェイスブックをやっていない方も見られますので教えてあげてくださいね。また [+読者になる] を押してくだされば都度に配信されます。


【 遺伝子組み換えサケ、未だ発売に至らず 】


写真は大きいほうが
遺伝子組み換えで通常の3倍以上早く成長したサケ。
小さいほうが普通のサイズ(アトランティックサーモン)。

どちらも同じ期間育てた物。


以前 お話した遺伝子組み換えサケ(以下 GMOサケ)の その後のお話。

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米国で作られたGMOサケのパブリックコメントを昨年3月から 
受付 5月末に受け付けを終了 いよいよ昨年暮れに発売かと思われたのですが 実は一年経った今年の6月の時点でも 未だに正式な発表がなされていないという事が判明しました。

簡単に言えば 様々な意見が錯綜し 政治的な影響も有り 最終決定できない状況に陥っていると言えるでしょう。

日本や韓国向けのナタネやダイズ等には 簡単に許認可を出す米国ですが いざ自分達がそれを食べるとなると躊躇する人たちも多いようです。

このサケは、マサチューセッツ州のアクアバウンティ・テクノロジーズが開発したもの。

一般的なサケに成長の早いキングサーモンの成長ホルモン遺伝子を組み込み 通常の2倍以上のスピードで成長するよう改良したサケだそうです。

本来正式な名前が有るのですが すでに消費者からは「フランケンフィッシュ」とか「ミュータントサーモン」とも呼ばれているそうです。

さて現在 米国では遺伝子組み換え食品の表示義務が有りませんでしたが先日バーモント州を皮切りに コネティカット州メーン州 オレゴン州等で表示義務化が進んできています。

今までも米国の消費者から「どうして米国だけ表示の義務がないのか?」「自分達が食べている物は知る権利がある!」っとの声が上がっているそうです。

当然ですよね。

また日本では そもそも遺伝子組み換え食品について基準が甘い為 現状でも ミソやしょうゆ サラダオイル 菓子類などに大量に使用され世界一の遺伝子組み換え輸入大国ではないかと言われています。

日本ももっと声を上げないと済し崩し的に普及してしまいます。

私達は実験動物ではありません。

今回 もう1つ懸念されているのは このまま他の動物もOKという風に なし崩し的に許可が下りる可能性が高いのも大問題。
(次はカナダの遺伝子組み換え豚が最有力)

現在 この「GMOサケ」は
パナマにある外界とは遮られた水槽内で養殖されているそうです。

しかし このサケが自然界に及ぼす影響は未知数。 

くれぐれも変な輩が自然界に放流しないように切に願います。

当初は影響ないと言われていても 環境に適応し 人間の想像以上の形で繁殖する可能性も無きにしも非ず。

今までも想定外の事ばかりでしたから鵜呑みにする訳にも行きません。

それにしても これらサケは実際に発売されたら日本でも回転寿司等のサーモンやイクラ 缶詰・瓶詰め コンビニおにぎりお弁当などは

これらになる可能性大ですね。

昨年から今年に掛けてモンサント保護法が廃止になったり遺伝子組み換え食品の表示義務化等 明るい話題も有ったのですが このサケを巡ってまだまだ米国内の動向から目を離せません。

 

こんなサイトも立ち上がっています。

「フランケンフィッシュ」は食べたくない!署名サイト あと8千人で100万人です。

米国では 署名者数が100万人に達しましたら、

訴えは米国で行われている協議の場に公式に届けられます。

http://www.avaaz.org/jp/stop_frankenfish_r/

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a seed プロデューサー 現代自然派調理研究家 Jeff

元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に興味を持ち

現在は静岡県焼津市の会員制レストランで

食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。

https://www.facebook.com/jeffrielau
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