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米国 遺伝子組み換え表示の行方 《 A seed さんより 》

この項はフェイスブックpageのA seed記事の転載です。フェイスブックをやっていない方も見られますので教えてあげてくださいね。また [+読者になる] を押してくだされば都度に配信されます。


【 米国 遺伝子組み換え表示の行方 】

 

今年5月 米国バーモント州が 米国では初めて遺伝子組み換え食品の表示義務化法案を可決しました。(GMOラベリング法案)

その後 州知事が法案に署名

2016年7月1日から施行され 違反した場合、業者には最大で1日当たり1千ドル(約10万円)の罰金が科されるそうです。

その後 バーモント州以外でも何らかのGMO規制法を検討する州も増えてきており 実際に30箇所以上の州で法案が議会に提出され、コネティカット州メーン州でも成立しています。

オレゴン州南部のジャクソン郡では遺伝子組み換え作物栽培を禁じる法律をめぐり住民投票まで行われた。

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しかし こうしたGMO反対派に対してGMOを推進する大手食品メーカーや「米食品製造業協会」は

「遺伝子組み換えは安全であり、人類に大きな利益をもたらす」と主張しバーモント州の法律を「重大な欠陥がある」と声明で強く批判した後 成立した翌月には連邦裁判所に法律の撤回を求める訴訟を起こしました。

さらに「米食品製造協会」は、GMOに関して州ごとに制度が異なるのは問題があるとして、各「州」での立法を禁止し全国統一で管理するような法案を連邦議会に提出しています。

また「遺伝子組み換え表示をすると食品価格が上昇し、結果的に家計の負担が増す!」というネガティブキャンペーンも実施。
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一方、規制推進派は バーモント州知事が、訴訟に備えた資金をプールするための基金を設立。

消費者団体もインターネットでGMOの危険性を訴えるキャンペーンをさらに加熱させているようですが このようなやり取りを見ていると米国内での賛否ですら まだ大きく割れているようにみえますね。

TPPが決まってしまうと さらに遺伝子組み換え作物が輸入される=脅威が迫っているという風に言う方もいますが 残念ながら 今でも かなりの遺伝子組み換え作物が入っている日本。

これ以上入る余地は無いくらいなので これ以上ひどくなる事はないと思いますが 現在の規制自体が緩んでくる可能性はありますので 米国内の動向にも十分注視していきたいものです。
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a seed プロデューサー 現代自然派調理研究家 Jeff

元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に興味を持ち

現在は静岡県焼津市の会員制レストランで

食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。

https://www.facebook.com/jeffrielau
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