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waca-jhiのブログ

《食⇔健康をもっと知ろう》

食は文化であり 味覚は学べるもの

毎日のお料理  日々の手間や工夫は報われるのか?

現代は便利な時代です。自宅で食事を作らなくても スーパーやコンビニに行けば即食べられる加工食品が溢れています。

しかし加工食品は 購買欲を そそる為に濃い目だったりキャッチーな味わいを目指して味付けされていて

それらに慣れてしまうと 本来の素材の味を生かした料理の微妙な味わいが分からなくなってしまうという弊害も生み出しています。

普段から薄味に慣れておかないと 繊細な味はなかなか判別しにくい物です。

元々 動物はすべて生きていく為に食べ物を食べなければなりません。

その中で味覚は 生命を維持する為の重要な器官であり 食物の良し悪しを判別しています。

毒物は苦かったり 腐敗している物は酸っぱかったり 甘い物はエネルギー 塩味はミネラルだったり 旨味はたんぱく質を作るためのアミノ酸と認識します。

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つまり 野生の動物にとって味覚はもっとも重要な器官のひとつであったと考えられます。

しかし現代では 自分の味覚よりも 国が定めている法律等から 賞味期限を目安にしたり 市販品なら大丈夫だろう。とか つい50年前は 腐っているかどうか分からない食べ物を注意しながら食べていた事がウソのような時代になりました。

そういう環境が ある意味 現代の若者の味覚が狂ってきているひとつの原因かもしれません。

事実 過去の様々な実験によると 経験によって味覚には大きく差がつくことが明らかになっています。

かの 哲学者でもあり医師でもあったドイツのテレンバッハに言わせれば味覚は教養であり 積み重ねによって作られる物であると言っていますし一度身につけた味覚は その後においても大きな影響を持ち 味覚はイコール「文化」であるとも書いています。

実際 僕の経験から言っても一度 正しい物や良い物を食べて知れば なかなか粗悪な食事を好むという事はありません。

現実的には 高級な物ばかりを好むというワケではなく 美味しい物を食べる為の手間を惜しまなくなった感じです。

安易に食べられる粗悪な物より ひと手間 ふた手間掛かっても美味しい物を頂きたい。っという風に思うようになりました。

お金を掛ければ 確かに 簡単に美味しい物は食べられるでしょう。しかし それでは安易に食べられる粗悪な物と扱いが同じになってしまいます。

いつも僕が「美味しい物」「正しい物」と書いているのは 決して高級な物を指すのではなく 美味しい物の為に 手間ひまを掛けるという事なのです。

例えば「近所に良質な物を売るスーパーが無いから無理!」っと言うのではなく

どこかに 良質な物を扱う八百屋や他のスーパー 若しくは農家さんのような別の方法はないか?と探す事や 美味しい味噌汁を食べたいからインスタント出汁を使用するのではなく「鰹節を削る」だったりします。 

ちょっとだけ知恵を絞る事なのです♪

そういう行為や手間が文化という物に繋がるでは無いでしょうか?

高級品を買うっという行為は否定はしませんが何でも「金さえ出せば・・・」ではバブルの頃と大して変わりません。

私達は 食を通じて文化に触れ 文化を育てているという事でも有り また 文化を学んでいるという事でもあるのです。

それらの事を踏まえて考えると 小さい頃から接する 食べ物やそれにまつわる文化は その人の一生に多分に影響を与える要素のひとつであると考えられます。

その重要な要素であるはずの食が 経済性だけをメインとした現代の簡易食品ばかりでは とても残念に思います。

出来れば 是非 お子さんと一緒にお料理を作ってみて下さい。

最初は簡単な物で構いません。出汁パックで出汁を取るでも良いでしょう。簡易調理品に手を加えるだけでも良いです。
そこから少しずつで良いですから どうしたら美味しくなるのか?を「一緒に考える」ことが大事。

  このページはF.B.ページ "A seed" さんの了解をいただき紹介させていただいています。

 そうやって育ったお子さんは 結果として食べ物やお料理を通じて「食文化」という教養を身につけることにもなるのです。

お子さんが小さい親御さんは 毎食作る事だけでも本当にご苦労されているでしょうし大変な労力だと思います。
そして今 中高校生のお子さんをお持ちの親御さんは ジャンクフードや市販の菓子類を食べ始めて心配の最中だと思います。

しかし上記のような食の文化を身につけていれば そのような事は一時的であり その後 ちゃんとした食事という物に正しい価値を見出し元に戻って来るものなのです。

毎日作る お料理の その手間は決して無駄ではないのです。

- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー  Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/jeffrielau

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過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。

                 

 

彦根市の漆芸家、坂根龍我さんの作品などは waca-jhi's diary

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