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あぶない「激安食品」はこうして見破れ! その3

あぶない「激安食品」はこうして見破れ! その3

週刊文春さん3月10日号参照)

今回は、いろいろと不透明で闇の部分の多い「激安食品」を週刊文春さんがまとめてくれておりますので、ご紹介していきたいと思います。

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都道府県名表示の肉が◎〜

 では、肉の安全性はどう見極めればいいのか。

「牛肉の場合は、十桁の個体識別番号がラベルで確認できるものは安心です。番号からインターネットで生産者を辿ることができます。

また、豚肉や卵にも共通することですが、生産地が『国内産』ではなく、都道府県名まで表示された肉は信頼度が高い。

食品表示法では、魚と野菜は県名まで表示しなければならないのですが、肉や卵は必要ない。正直に県名まで表示するスーパーの姿勢は評価に値します」(同出)

価格破壊が進んでいるのは”たまご”も同じだ。

「たまごの飼料価格の上昇にもかかわらず、卸売価格は昭和28年の1kg224円に対して、2012年には179円です。

 よく『黄身の色が濃いほど栄養価が高い』と勘違いをして、牛丼屋の黄身の濃い生たまごを喜んでいる人がいますが、パプリカの粉をたっぷり混ぜた餌を食べさせればあの色になるのです。黄身の濃さではなく、餌の内容や鶏の品種が特別なものを選びましょう」(同出)

〜「加工デンプン」は要注意〜

では、大手業務用スーパーでゴボウサラダの徳用パックを見てみよう。

「『国内製造』という表示でごまかされそうになりますが、国産のゴボウを使っているわけではない。また製造業者名がなく輸入業者名しかありませんが、こういった商品は販売者が中身を把握していない場合もある」

「加工デンプン」とは、イモや小麦などの天然デンプンを熱や薬品で加工した食品添加物で、粘りを出したり、泡立ちを良くするために使われることが多い。

「加工デンプンはカサを増すためにも使われる。不自然に安い加工食品に入っていたら要注意です。パンや麺類、冷凍食品、調味料など幅広い食品に使われていますが、安かろう悪かろうの商品を見極めるポイントの一つです」

ここまで見てきてわかるように、激安食品とは基本的に「食品添加物」を使って水増しをしたり、作り方を簡易化して価格を抑えたものが多い。 

添加物漬け食生活の危険性について、鈴鹿医療科学大学の長村洋一教授に聞いた。

「日本では許可された添加物のみが使える『ポジティブリスト』方式なので、許可された範囲内である限り、身体への危険性を煽るべきではありません。ただし、リン酸塩を使用した安いハムなど、同じ食品を毎日食べるのは避けたほうがいい。

昨年、WHOが赤肉や加工肉を食べ続けることで、大腸ガンのリスクが上がるという報告をしています」

 前出の山本氏は、日本中の安心で美味しい食を訪ね歩き、その様を記したブログ「やまけんの出張食い倒れ日記」も人気だ。

「たとえ健康被害がないとしても、激安食品によって、日本人の味覚は確実に衰えています。最近の日本人は美味しく・安心・安全な品を手にいれるにはコストがかかることを認識できていません。いいものをつくる生産者や製造者を、消費者が育てていかないと、日本から美味しいものが消えてしまいますよ」

 千葉県幕張本郷のレストラン"スロフード小杉" の
F.B.pageから転載させていただいています。

これでもあなたは「激安食品」を食べ続けますか?

(以下、雑誌に掲載されております「買う前にチェック!要注意食品リスト」から一部ご紹介と、当店で使っている食材も少しご紹介します。)

・食品  →  チェックポイント → 当店食材

・米 → 半透明でなく、「白い米」があったら避けるべき。古く、水分の抜けた「白田米」が混ざっている可能性も。 → 千葉県無農薬米

・牛肉 → 10桁の「個体識別番号」が表示されているものは安心。ただし、ひき肉あコマ肉にはついていない。激安焼肉屋のカルビ、ハラミ、タンは骨の周りの端肉や内臓肉を「リン酸塩」で固めた「成型肉」である可能性大。また「霜降り肉(やわらか加工)」と称して牛脂を注射器で注入している場合には、内部に”O157”が入り食中毒になる危険性が。しっかりと火を通すこと。 → 北海道雄ホルスタイン(飼料の96%が国産)

・たまご → 「産卵日」や「生産者」が明記されているものを。「黄身が濃いほど栄養価が高い」は間違い。鶏に赤い餌を食べさせているだけのケースが多い。 → 秋田比内地鶏たまご

・豆腐 → 激安品の「ニガリ使用」の表示は人工ニガリと考えたほうがいい。「GDL(グルコノデルタラクトン)」は薄い豆乳も固めてしまう強力な凝固剤。 →茨城県産無農薬大豆使用の自家製豆腐

・醤油 → 名称がJAS企画適合の「こうくちしょうゆ」でも、原材料に「脱脂加工大豆」が使われていることも。 → カネイワ醤油店様

・だし → 「化学調味料不使用」でも「たんぱく加水分解物」が入っていれば、それで旨みを出しているということ。「化学調味料不使用」「無添加」の高級天然だしでも、「酵母エキス」という化学的に合成した旨みを足している商品は実は多い。 → 自家製カツオ昆布だし。

・お酢 → 安いお酢には「化学調味料」も。「穀物酢」より「米酢」の方が本物に近いが、1lにつき40gの米が使われていれば米酢と名乗れる。 → 千鳥酢

・みりん → 「みりん風調味料」はガムシロップのようなもの。「本みりん」も最近はタイ米と中国米をブレンドしてコストカットするのが流行中。 → 九重桜本みりん

・サラダ油 → 大豆、菜種などに「ヘキサン」「カセイソーダ」などで処理を重ねて精製。業務用には泡立ちを抑えるために「シリコン」を添加することも。 → 完全国産菜種油

(以下、雑誌に掲載されております「やまけんさん推薦!安全でうまい日本の食リスト」をご紹介します。私が直接確認したわけではありませんが、専門家が推薦してくれているので、信ぴょう性は高いかと。)

・ジャンル → 業者名 → 推薦理由 → 購入方法

・弁当 → 知久屋(静岡県浜松市) → 何回か直接視察したが、「化学調味料、合成保存料、合成着色料は一切使用しない」「自社製品(ソースやマヨネーズも)」「自社農園または契約栽培農園からの有機栽培の野菜をメインに使用」を徹底して、500円前後で弁当を提供している。 → 店舗(静岡県外は品川駅、横浜駅クイーンズ伊勢丹など)またはHP

・惣菜 → ニッコー(神奈川県大和市) → 生協や大地を守る会など向けに、有機、無添加系の冷凍食品を製造。たとえば肉団子は他メーカーの倍の価格だが、生協や大地を守る会などの厳選した材料を使い、高価な圧搾菜種油で揚げている。 → HPまたは全国の生協で。

・納豆 → 登喜和食品(東京都府中市) → 契約栽培農家で作られた大豆を使い、たれのベースは国産原料のみで仕込んだ天然醸造醤油。合成保存料、着色料は一切使用しない。 → HPまたは全国の取扱店で。

・豆腐 → 太子食品工業(青森県三戸群三戸町) → 東北では納豆で有名だが、栃木県で清冽な湧き水を使って豆腐工場も運営。首都圏の量販店にも販売する。とくにお勧めは「箱入り娘」 → HPまたはTELで。

・たまご → わかたけ自然農園(宮城県大崎市) → 平飼い養鶏されているニワトリの飼料は、焙煎大豆や小麦。お米、牧草など、人間が口にしても問題ないものばかり。たまごかけご飯に最適。 → HPで。

・醤油 → 梶田商店(愛知県大洲市) → 明治7年創業の老舗。通常の醤油は大豆と小麦で作った麹に「塩水」を入れて仕込むが、塩水の代わりに「その年にできた醤油」を使用。旨味も香りも倍加した「再仕込醤油  梶田泰嗣」は感動もの。 → HPまたは店頭で。

・お酢 → 飯尾醸造京都府宮津市) → 手植えで造られた地元の無農薬米を1lあたり200g使用。8ヶ月〜2年寝かせて旨味を醸成する本物のお酢。320gの米を使用した「富士酢プレミアム」は900ml税込2376円だが、筆舌に尽くしがたい美味しさ。 → HPかTELで。

・油 → 工房地あぶらデクノボンズ岩手県一関市) → 近隣で栽培された菜種を、昔ながらの圧搾法で絞った菜種油「まごどさ」は蜂蜜のような香り。天ぷらを揚げると油の美味しさを感じる。 → HPで。

 

                            

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