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《食⇔健康をもっと知ろう》

必見!『激安食品が30年後の日本を滅ぼす!』著・河岸宏和氏 その10

近年、外食産業の内部告発や医療関係の内部告発系の書籍が増えてきました。

その中でも、一際目に止まったこちらの本。『激安食品が30年後の日本を滅ぼす!』

まさに、私が普段から訴えていることがタイトルになっておりましたので、購入いたしました。

ちなみに、著者である河岸宏和氏は、先日ご紹介した週刊文春さんの「あぶない「激安食品」はこうして見破れ!」にも登場しております。

今回は、この本の中でも特に私が気になったところをご紹介していきたいと思います。

興味深い内容の数々、ぜひご覧ください。

その10では、激安の回転ずしで行われていることをより詳しく解説しております。

その9はこちら
→ 激安食品が30年後の日本を滅ぼす! その9

 千葉県幕張本郷のレストラン"スロフード小杉" の
了解をいただき、F.B.pageから紹介しています。

〜従業員のいない店内は、悪さのし放題〜

大手100円回転寿司チェーンには、驚くくらい店員がいません。これは、激安価格を実現するため「人件費の削減」に、相当な力を注いでいるからです。

人件費の削減は、給料の高い寿司職人がいなくても、お店がまわせるように、寿司ロボットを導入したり、寿司のネタは、あらかじめスライスされているものを仕入れたりするのが、その第一歩です。

そうして、代わりとなるアルバイトやパートを雇うわけですが、回転寿司チェーンでは、彼らの人数も、できる限り減らす取組みを行っています。

ー注文から商品到着まで、店員を介さないー

回転寿司チェーンに行くと、受付には、店員ではなく、タッチパネルが備え付けられています。

そこに人数などを入力すると、案内番号が書かれた紙が発行され、あとは順番が呼ばれるのを待ちます。自動受付にすることで、店員の人数を減らすことができるわけです。

そして順番が来ると、受付から、席の番号が伝えられるので、自分で席を探します。店員が先導することはありません。不慣れなお客さんが、迷ってしまうこともしばしば起こります。

もちろん、注文から寿司が手元に届くまで、店員を介することはありません。皿の片付けも、お客さん自らが行います。

以前は、食べ終えたお皿は、大手100円寿司回転寿司チェーンは、回収口があり、そこに入れるようになっています。そうすると、皿の枚数が自動的にカウントされるようになっています。

中には、ビールもセルフサービスのお店も。

とはいえ、ここまで触れたことは、お客さんにとって、かなり不便を感じることは否めませんが、お店の経営努力という側面があるのも事実です。 

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ー店員の目が行き届かず、安全性は保証されないー

私が危惧するのは、店員の目が行き届かない、店内の「安全性」についてです。

昨今、回転寿司チェーンでは、客が醤油差しを鼻の穴に突っ込んで、写真を撮り、SNSにアップするといった事態も起こっています。

これは、店内に店員の数が少ないことによって、起こっています。

おそらく、店舗内では、さまざまな悪い行為が行われているはずです。

例えば、ビールのグラスです。ビールを保存する冷蔵庫やグラスは、かなり目立たない場所に置かれているケースもあります。

つまり、やろうとすれば、いくらでも悪事を働くことができるのです。

安さを追い求める場合、絶対に「安全」をないがしろにしてはいけません。

食べ物は「安全」が土台にあって、その上に「おいしさ」と「機能」が来るのです。

私は、その「安全」を軽視するお店、すぐにでも潰れるべきだと考えます。

…続く。

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全てを簡略化して、従業員を削る。

そして、作業事態も簡略化されているので、新人のアルバイトでも一週間もしないうちに仕事ができるようになっていきます。 

ですが、それは他では使えない、技術とは到底呼べないものでです。

他にも回転ずしには、材料の産地、品質、シャリの品質など挙げればきりが無いほどに問題点はあります。

その11では、他にもどんな問題点があるのか、詳しく解説されておりますので、ご紹介いたします。

ありがとうございます。

                 

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