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《食⇔健康をもっと知ろう》

炭水化物は 脂肪より身体に悪い?

今まで長い事 悪者扱いされてきた脂肪(特に飽和脂肪)ですが、2~3倍近い量を食べても、その血中濃度は上昇しないという研究論文が発表されました。 

逆に 炭水化物は関係あるそうです。

発表者である米オハイオ州立大学のジェフ・ボレック氏は、論文の中で「ポイントは、摂取する飽和脂肪は必ずしも体内に蓄積されないこと、そして減らすべきは、炭水化物だということだ」とも言っています。

実験の内容は・・・実験に参加した16人に対し、4か月半の厳しい食事制限しました。

その内容は3週間ごとに変更され、含まれる炭水化物、総脂質、飽和脂肪が調整されました。

結果、食事中の炭水化物を減らして飽和脂肪を増やした場合、血液中の飽和脂肪の量は増加しなかった。

逆に大半の人の血中の飽和脂肪が低下していたそうです。

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炭水化物を減らすと 若さの脂肪酸と言われる パルミトレイン酸が増え 逆に炭水化物を増やすと パルミトレイン酸は減った。

その動きから炭水化物を増やすとそれらは体内で燃焼されずに脂肪に変換される事が多くなるのではないか?と研究チームは指摘する。そして炭水化物が少ない食事にすると、体は飽和脂肪を優先的に燃焼させるとも・・・。

  このページはF.B.ページ "A seed" さんの了解をいただき紹介させていただいています。

「今回の研究に参加する以前に比べて約2倍の飽和脂肪を参加者に摂取させたが、血液中の飽和脂肪の量を測定すると、大半の参加者では低下していた」

今回の結果は「飽和脂肪を悪者扱いしてきた通説に異を唱えるもので、食事に含まれる飽和脂肪と病気が相互的に関連してないこと証明する1つの指標だ」とも言っている。

参加者は実験終了までに、血糖、インスリン、血圧に「著しい改善」がみられ、体重も4ヶ月半で 平均10キロ減少したそうです。

「飽和脂肪に関する誤解が広く流布している。集団調査では、食事の飽和脂肪と心臓病との関連性は存在しないのに食事指針は飽和脂肪の制限を推奨し続けている。これは科学的ではないし、賢明でもない」と実験者は話している。

詳細は 以下URLをご覧下さい。

Study: Doubling Saturated Fat in the Diet Does Not Increase Saturated Fat in Blood | News Room - The Ohio State University

- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー  Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/jeffrielau

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