waca-jhiのブログ

《食⇔健康をもっと知ろう》

「遺伝子組み換えでない」は信用できるか?

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 遺伝子組み換え食品について二つの記事をupします。

本稿に続けて、表示を見る際の留意点(次ページ)。

最近 米国の消費者連盟が、米国で「ナチュラル」と表示して販売

されているトウモロコシと ダイズを使用している加工食品の多くが遺伝子組み換え作物を含んでいると公表しました。

「ナチュラル」っという表示について 米国市民の64%は遺伝子組み換えではないと思っているといいます。

でも今回の調査では「ナチュラル」表示だけの製品のほとんどから遺伝子組み換えの成分が検出されたそうです。


実際には消費者連盟が 80種類の食品を2個ずつ買い 

遺伝子組み換え成分が 0.9%以上含まれている物を遺伝子組み換え それ以下は遺伝子組み換えでない と判定したそうです。

この0.9%という値は、米国の「非遺伝子組み換えプロジェクト認証」が採用している値であり、EUなど多くの国でも0.9%を閾値としている。

1「オーガニック」

2「非遺伝子組み換え」

3「ナチュラル」

4「非遺伝子組み換えプロジェクト認証」

5「表示が無い」

の5種に分類したが その中で一番信頼のおける表示は4番の「非遺伝子組み換えプロジェクト認証」だったそうです。

逆に「非遺伝子組み換え」表示でも実際には遺伝子組み換えの成分が検出された物も多数有ったそうです。

その他にもいろいろ調べた結果 加工食品会社が 遺伝子組み換えで有っても 「ナチュラル」という表示を使えるように圧力をかけているっとも報告されました。

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どこかの国でも「グルタミン酸ナトリウム」を 

「調味料(アミノ酸等)」と表示しているのに似ているような・・・

ちなみに 海外では0.9%に対して
日本の基準は5%です。 

さらに条件付で原材料の重量に占める割合の高い原材料の上位3位以内のもので、かつ、原材料の重量に占める割合が5%以上とされています。

単純計算ですが 5%なので 20回で100%ですよね。

毎日使う物や食べる物だったら あまりにも甘い基準です。せめてEUなどの0.9%に揃えるべきです。

そうじゃないと「EUでダメだったから日本へ輸出しておけ!」みたいな事になりかねません。

日本の 遺伝子組み換えの基準はかなり甘いです。

現在 日本で使用が認められている遺伝子組み換え作物は292品種

添加物は17品目あります。

参考URL
http://www.mhlw.go.jp/…/06-Seisakujouhou-111…/0000061843.pdf

                    

 

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