高価な豆と水だけが残った
日本で唯一の豆乳専門店が大阪にあります。
工場見学も含めて、代表の方にお話を聞いてきました。
「世の中、生産性やコスト重視なものばかり」
「だからこそ、とことんおいしい豆乳を作ってやろう!」
「そのことだけを追求しよう!」と思ったそうです。
気候や温度で味は変わってしまうので、納得いかずに捨ててしまうことも多々あるとのこと。
大豆は一粒一粒皮を剥くことで水に浸す時間を大幅に短縮できて栄養が逃げないそうです。
また、水に浸す時間を短縮すると、酸化も防ぐことができて、雑菌からも豆を守ることができると言ってました。
機械を早く回すと、豆乳に泡が入るそうです。
周りの人からは「アルコールを入れると簡単に泡が消せるよ、揮発するから味は変わらないよ」と言われるそうです。
しかし代表の方は「やったことがないから分からないけど、味に影響するでしょ・・・」と
まぁ、私もそう思います。
「なら、泡が出来ないようにゆっくり機械を回せばいいだけですよ」
とことん、味に拘ってるなぁ~と感じました。
「賞味期限だって簡単に長くできるんですよ」と言ってました。
しかし「余計な物を入れるくらいなら、賞味期限なんて短くていいんです」と
「腐るのが普通なんです」と
ですよね・・・
そうやって拘った結果、原材料は佐賀産のフクユタカと水だけが残ったそうです。
「なんで、そこまで拘るんですか?」と聞くと
「美味しいものを追求し続けないと、面白くないから続かないんです」と即答で返ってきたのが印象的でした。
なんか分かる気がします。
お客さんから身体の調子が良いと言ってもらえるそうです。
中には深刻な病気の方もおられるみたいで、そんなお客さんが元気になる姿を見るのが一番嬉しいと言ってました。
「味を追求し続けた結果、それは身体にも良いものだった」と言ってました。
自然なものを使って美味しいものを作ると、それは当然身体に良いものなんだなぁ~と
当たり前のことですが、それが当たり前でないような気がすることが問題なんでしょうね。
作りたていただきました。
熊本の相談者にお勧めしようと思ったのですが・・・
翌日の午前中に到着するエリアにしか、絶対に発送はしないそうです。
「質には問題ないけど、絶対に嫌だ」と言われました・・・
なんか分かる気がするので諦めました。