農作物は 農家さん自身がブランド
産地や品種に惑わされるな。
お客様とお話していると よく話題に出てくるんですが 静岡県の地元ブランドに とあるブランドネームのトマトが有るんです。
そのトマトについて・・・
「〇〇トマトは美味しいよね~」っとか 逆に「〇〇トマトはマズイよね」 なんて同じトマトなのに 両極端な お話しを よく聞きます。
これは・・・そのトマトは 美味しいのか??? まずいのか??
人によって味覚が違うからか?っと思ってしまいますが・・・
もちろん味覚の差も有りますが 事実 味にかなり差が あることも多いです。
なぜ こんなことになるのか?
実は 生産者さんの違いによる所も大きいのです。
決して マズイものを作ろうとしていなくても その土地の 天候や気候の関係で そうなってしまう事も有りますし
あまり関心を持たない農家さんでは「こんなものだろう」っという事も有り得ます。(そうあって欲しくないですが…)
結局 それを作る農家さんの腕や 気候や条件で同じ品種でもまったく違うものになってしまうのです。
ブランド化は良いことだと思いますが
出来れば それらを「上手に作る農家さん単位」で進めていった方が 良いような気がします。(色々 裏事情は有るんでしょうけど・・・)
そうすれば美味しいものを作り高く売れる農家さんが潤います。より良いものを作ろう!!!っと頑張ってくれるでしょう。
しかし現状では形が悪いというだけで安かったり 同じ品種なら似たような値段になってしまったり・・・
需要と供給の市場バランスで値段が安くなってしまったりする事が多いです。
せっかく苦労して作っても 適正な価格で売れなければ 農家さんも 生産する事が 辛くなってしまうでしょう。
私達 消費者側も 単純に品種名や産地等のブランドで購買するのではなく出来るだけ 良い生産農家さんを覚えておいて常にその農家さんから買う等々 農家さんを買い支える事も大事です。
ネットでもスーパーでも最近は農家さんの顔出しアピール写真が出ている所も多いですから それらを目安にするのも良いでしょう。
近所に農家さんがあれば是非直接お話して下さい。
その農家さんのポリシーを聞くだけでも勉強になります。
特に美味しい物を作れる農家さんは本当に大事です。
写真は 地元で採れる 高糖度トマト密度が高いので 水に沈みます。
もはやアーティストや職人さんと言っても良いでしょう。
産地や品種が ブランドではありません。
農家さん自身がブランドなのです。
- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/jeffrielau
-----------------------------------------------------------------------
過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。
-----------------------------------------------------------------------
彦根市の坂根龍我さんの漆作品などの一望はwaca-jhi's diary
waca-jhiのblogの一望は wab's blog