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《食⇔健康をもっと知ろう》

まさにスローライフ、スローフードの長寿の島 その2

まさにスローライフスローフードの長寿の島、イタリア・サルデーニャ島のご紹介です。

週刊新潮さん11/12号参考〜   その2 

近年、このサルデーニャ島は、ある注目を浴びているのです。

それが、長寿です。

イタリアといえば、スローフード発祥の地。

とりわけこの島では、100歳まで生きる確率が、世界でもとびきり高いと言います。

しかも、亡くなる直前まで元気に活動しているケースがほとんど。

つまり、健康寿命が長いのです。

今回は、そんなサルデーニャ島の、長寿の秘訣についてご紹介します。

こちらは、その2です。

その1が未読の方は、まずはそちらからご覧になることをお勧めいたします。。

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このようにアドルフォさんは、

高齢でも、食事を楽しんでいるが、必ず気をつけていることがあるそうです。 

食べるのは好きだが、食べ過ぎないよう、必ず腹八分目で抑える。

ワインも酔わないように、1回につきグラス半分程度。

ただ、水はたくさん飲む。 

そして、いつも体を動かすようにしている。

いつもの畑仕事や、バリスタの仕事がスポーツのようなもの。

この豆入りミネストローネは若い時から特に食べてきたメニューだそうで、そのレシピも聞いてみた。

 

千葉県幕張本郷で営業されていましたレストラン"スロフード小杉" さんの
了解をいただき2015-11-23にF.B.pageから紹介した記事の再掲です。

 

「鍋に豚のラードを入れて、加熱。玉ねぎやセロリ、ニンジンを炒める。

別の鍋でエンドウ豆やヒヨコ豆を柔らかく煮込み、

そこにポテトやフレーゴラ(米粒みたいな自家製パスタ)を加える。

そして、2つの鍋を一緒にして、煮込めば完成。」

ちなみに、良質なたんぱく質と食物繊維を含む豆をよく食するという点は、

長寿者が多い世界中の地域に共通すると言われています。

このアドルフォさんの姉で、107歳でなくなったコンソーラさん

この方も、亡くなる一ヶ月前まで、周りの言うことを全て理解し、すぐに返事をしていたと言います。

ここ日本でも、百寿者は少なからずいますが、元気なケースはそう多くありません。

これに対して、この地域の長寿の研究をしてきた オリアストラ遺伝子研究所のマリオ・ピラストゥ所長は、

「コンソーラさんは、最後まで痩せていました。

彼女の食生活はヤギのミルクとパンの朝食にはじまり、

ミネストローネと少しの果物で栄養をとっていました。

そして、家事のためによく動いていました。

こうして、摂取したカロリー量を消費したカロリー量が、1日の終わりにピタリと一致しました。

これは、100歳を超える高齢者のほとんどに重なる特徴です。

肉を食べるのは、昔と同じように時々。

スピリッツ系の強いお酒は飲まない。

健康的に食べて、日常からよく動き、運動する。

それこそが、彼女のライフスタイルでした。」

また、もう一点強調している。

「彼女は最後まで、自分が結婚生活を送り、子育てをした家で、子供や孫の愛情を感じながら生活しました。

地域の人たちとの交流も重要です。

自分と同世代、あるいは若い世代と明るく触れ合う中で、脳が活性化されていたからです。

実際、コンソーラさんの記憶は最後まで、大昔の出来事から最近のことまで、全て明瞭に残っていました。」

いくつかのポイントにまとめると、、

・空気が綺麗なので、肺が健康。

・ほぼ完全に自給自足の地産地消。外のものは入ってこない。

・腹八分目に抑える。
 理想は、摂取したカロリー量=消費したカロリー量。

・豆をよく食べる。良質なたんぱく質と食物繊維が豊富。

また、かねてよりコンソーラさんが言っていた、秘訣がある。

食べるが、食べ過ぎない。

飲むが、飲みすぎない。

よく働くが、働きすぎない。

何事もバランスが大事、が教訓。

前出のマリオ所長が、こう締める。

「オリアストラの長寿者たちは皆、自然のリズムで生活しています。

過剰な食事はしないから、メタボとも無縁ですし、なにより、孤独を知らない。

自分が生まれた集落で、家族や仲間の愛情に包まれ、健康的に暮らしています。

家族の存在は、100個の薬よりも価値がある。

こうした結果、体と心のトレーニングが同時に続けられるのです。」

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もちろん、食べている物も、自然の物。

食品添加物GM食品など、文字通り「不自然な食べ物」は口にしていません。

長寿の秘訣は、この暮らしを実践することなのだろうが、

ここ日本では、言うほど簡単ではありません。

ですが、食べ過ぎや飲み過ぎ、あるいは、苛立ちや諍い、

そうした諸々が原因のストレスから少しでも解放されることが、長寿につながる秘訣だと意識しておくだけでも、何か変わるかもしれません。

ありがとうございます。

                   

過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。

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彦根市の漆作家 坂根龍我さんの作品を主に  waca-jhi's diary 

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