乳がんと食。今一度、ご確認ください。
今回は、千葉県佐倉市にある、臼井にしざわクリニック院長、西澤正彦様の奥様と お電話にてお話しさせていただいた、
急増している乳がんと、食についてご紹介いたします。
西澤先生の奥様は、薬局の責任者だそうです。
そのような、専門家の方とお話しさせていただき、光栄に思います。
了解をいただき2015-07-17にF.B.pageから紹介した記事の再掲です。
医療の業界では、常識ですが、これをしっかりと認識している方がどれだけいるのか、、、「食」と「医療」の関係についてです。
欧米では8人にひとりが乳癌を発症しており、2000年には日本でも女性のがんのトップになっており、
30人にひとりが乳癌に罹患しています。さらに増える傾向にもあり、現在では12人に1人とかなり増えています。
特に都市部での発症が際立って増えています。
また、発症年齢も40代が一番多いのですが、30代、20代も増えてきています。
癌の患者の食事指導(5000人以上)を長年している幕内秀夫さんが、乳癌の患者の食事がとても似通っていることに気がつきました。
まず80%以上の乳癌患者が朝はパン食で、スパゲティ、ヨーグルト、果物やお菓子を好んで食べている という傾向があったのでした。
こうした食の欧米化が多くの問題を抱えていて、特に乳癌には非常に大きな影響を与えているとのことです。
癌の原因として言われているのは、タバコ、排気ガス、ベンツピレンなどの有害物質、
過度の紫外線や放射線、ウイルスや活性酸素などなどありますが、健康な人でも毎日5000個位のがん細胞が発生すると言われております。
なぜ癌が発病しないかというと、体内の免疫細胞の働きで、異物となったがん細胞を殺傷しているのです。
免疫細胞さえしっかり働いていれば問題はないのですが、免疫力の低下が問題となります。
免疫力低下の要因は過度のストレス、過労、睡眠不足などさまざまです。
癌を育てる土壌となるのが体ということがいえます。
免疫力を含め体の状態が大切ということになります。
毎日の食事が骨や血、体を作っていることは言うまでもないことですが、
悪いものを食べれば体も悪くなり、体に良いものを食べれば健やかな体ができるのも当たり前のことです。
そのためには何がよいかというと、伝統的なごはん、味噌汁、漬物の食生活が健康な体を維持するためにはかかせないということです。
さらに「乳癌を予防するための食事療法10か条」として
① どんな生活でもごはんを1日3杯以上食べる。
② 朝食はごはんと味噌汁と漬物にする。
③ 朝のパン食は日曜日だけにする。
④ カタカナ食(ラーメン、スパゲッティ、パン)は常食しない
⑤ 甘いお菓子を食べるなら和菓子にする。
⑥ 果物は楽しみ程度にする。
⑦ 野菜料理は、煮物、和え物、おひたし中心に
⑧ 動物性食品は肉、食肉加工品、牛乳・乳製品よりも魚介類を中心に
⑨ ごはんは未精製の穀類にする。
⑩ 神経質にならない範囲で、食品の安全性に気を配る。
詳しくは、幕内秀夫著『乳がんから命を守る粗食法』をお読みください。
やはり、ここでも身体の免疫力が重要な事柄のようです。
身体の免疫力さえしっかりしていれば、発生したがん細胞もすぐに殺傷でき、発症までいたりません。
そして、この免疫力に一役かっているのが、腸内細菌叢です。
この腸内細菌叢を壊してしまうのが、、、
食品添加物と、遺伝子組換え食品です。
他にもいろいろな危険性はありますが、遺伝子組換え食品の何が悪いのか、と聞かれれば、
まずはこの、免疫力の低下につながる、という点ではないでしょうか。
病気になってから薬で治すのではなく、病気になる前に食生活で予防する。
こっちの方がよっぽど賢いし、身体にも良い、日本の農業、畜産業にも良いと、良いことづくしです。
病気になってからかかる医療費を、
食生活の改善に回してみると、少しは改善されるのではないでしょうか?
ありがとうございます。
過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。
彦根市の漆作家 坂根龍我さんの作品を主に waca-jhi's diary
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