発達障害 20年で7倍という数字
急増していると言われている発達障害ですが
この20年で7倍に増えていると言われています。
実は、ちょうど10年前に小学校一年生だった娘は、特別支援学級に所属していました。
幼稚園の時に難病を発病し、小学校に入る頃には自力で立つことができなかったからです。
また、歩ける距離も短く、体育には参加できる状態ではなかったのです。
普段はみんなと同じクラスで勉強し、体育の時間は支援学級でお世話になっていました。
支援学級クラスには、発達障害といわれる子がたくさんいました。
じっとしていられない子やうまくコミュニケーションが出来ない子
暴力的で何をするか分からない子、てんかんなどの病気を持った子
体調に波があり、毎日学校へ通うことが出来ない子もいました。
ずっと支援学級にいる子もいれば、そうでない子もいました。
支援学級に所属している子は、娘が一年生の頃に10名ほどで
みんな明るく楽しそうだったのを覚えています。
しかし、6年生になった時には、30名程に増えていたのです。
その事を考えると発達障害と言われる子が増えていることは確かです。
でも、単純に増えてかというと、そうでもない気もします。
娘が一年生の時にいた10名ほどの子達と
六年生時の30名ほどの子達とは、違いを感じたからです。
増えているというより、幅が広がったという気がします。
今まで普通学級にいた子が支援学級に所属しているような感じがしました。
個性の範囲と支援を受ける必要がある子の境目が曖昧で
その範囲が広がったように思いました。
今まで個性として認められていた子が、みんなとは違う見方になり増えているとも思えます。
確かに私が小学生だった時と比べると、今の小学生や中学生に危機感は感じます。
参観日に行った時に、見るからにアトピーの子が多かったり
本当に、じっとしてられなくて、走り回ってる子もいました。
また、教室の床に寝そべっている子だっていました。
それを見たときには、凄い危機感を感じたのは確かです。
しかし、それだけではなく、個性の範囲な子までも大人が特別視している感もあると思います。
子供は大人と違い、個性が表に表れやすいです。
大人より自然体で生きていますからね。
また、普通としている目は大人の基準での目です。
なので、大人から普通でないように見えても子供にとっては個性の範囲で
その姿こそが、子供にとっては、より自然体な場合もあると思います。
また、相談者のお子さんで発達障害と言われる子も多くいますが
食事改善を行ったり、接し方を少し変えることで
精神が安定し、先生が驚くほど理解力や集中力が増します。
この事だけでも、出来なかったことが出来るようになることだってあるんです。
ですから、大人が子供の体や精神のことをちゃんと考えて食事を作ったり
忙しいながらも、短い時間であってもちゃんと接してあげることが大切だと思います。
その上で、個性を個性として認めてあげること、それを伸ばしてあげようとすることで
20年で7倍に増えたという数字は、一気に下がるように思いました。
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