ジャンクフードはママの味? 《 A seed さんより 》
【 ジャンクフードはママの味?? 】
人が生まれて一番最初に味わうはずの母乳。
その母乳の成分を調べてみると面白い事が分かります。
成分的に母乳の栄養を調べてみると 脂質と糖質そして様々なアミノ酸が含まれています。
比率で言うと おおよそですが・・・
脂肪分が55% 糖分が39% タンパク質が6%前後
出展 http://ndb.nal.usda.gov/ より
このタンパク質の中にはアミノ酸が多数入っている事が分かっています。
その量は 感じられるか感じられないかギリギリの値のさらに2倍近い量が入っているそうです。
これは生まれてすぐに食べ物にありつく為に
即 栄養なんだと認識する為ではないかと考えられています。
甘くて油っこくてアミノ酸豊富なら人間が嫌う要素は少ないですね。逆に子供さんが野菜嫌いなのもうなずけます。
野菜は少しずつ 幅を広げながら慣らして行かなければ子どものウチから好きになるのは難しいでしょう。
ただ 母乳には単一だけでなくその他 約18種類ものアミノ酸がバランスよく含まれていますが・・・
そういった意味で 脂質 糖質 グルタミン酸ナトリウムの組み合わせは最強の組み合わせの1つです。
その他これにミネラル分を感じさせる塩分が入ればジャンクフードと同じ構成になります。
いえ 分かりやすく言えば 母乳の成分をジャンクフードや加工食品が真似をしているという事。
本来 人は大人になるにつれ 苦味や 酸味等も美味いと感じられるようになっていく物ですが この原始的な組み合わせを突かれると案外弱い物。
よく僕が ジャンクフードや加工食品について「あまり よく有りませんよ」というと
「そんな事を言っても美味しいか美味しくないかじゃないの?」
「美味しいんだから良いじゃないか?」っという方が居ます。
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はっきり言います。
美味しいのは当たり前なんです。
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人間の本能に近い母乳の成分を真似して 擬似的に美味しく感じさせるように 仕向けているのですから当たり前すぎるくらい 当たり前な話なんです。
それそのものが ダメだとか良くないと言っているんじゃないんです。
問題は 赤ちゃんの頃の食事と同じ物を
大人になってからもずっと食べ続ける事なのです。
これから体を作ろうとしている子どもの食事と同じ物を大人になっても永遠に食べ続けていたら 確実に栄養過多になります。
そこが問題。
今日はそれはあえて触れませんが もちろん その構成成分も粗悪な物が使用され良く問題になりますが・・・
まとめ
どこかの企業さんのキャッチコピーではありませんが ジャンクフードや加工食品は「ママの味」なんです。
しかも・・・
それを作る側は それを理解し狙って作っているという事を忘れてはいけません。
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a seed プロデューサー 現代自然派調理研究家 Jeff
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に興味を持ち
現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/jeffrielau
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