スルメイカが、ピンチです
北海道のスルメイカ不漁深刻
高騰で加工業者「商売にならぬ」!!
本当に北海道は、たいへんです。
北海道新聞より
道東は前年の1割以下 道南は過去10年で最低
【函館、釧路】道南や道東沖のスルメイカ(マイカ)漁が、極端な不漁に見舞われている。漁期は来年1月末までだが、道南の主要市場である函館市水産物地方卸売市場の取扱量は過去10年で最低となった。
価格も高騰し、塩辛製造など加工業者は原料不足に悲鳴を上げている。
同卸売市場の取扱量は、6月1日の漁解禁から10月20日までで1043トン。
過去10年で最低だった一昨年の同時期の1536トンを下回った。最多だった2008年の同時期の5102トンと比べると5分の1だ。
函館市漁協の佐藤豊次・函館小型イカ釣漁業部会長は「こんなに少ないのは初めて」と嘆く。
1隻当たり漁獲量は1日100キロに満たないことが多く、豊漁だった年の約10分の1だ。
道南に次ぐ漁獲量を誇る道東も苦戦している。
釧路管内いか釣漁業協議会(釧路市)によると、道東3港(釧路、十勝、厚岸)の水揚げ量は20日現在で計505トンで、前年同期の1割以下。
羅臼漁協(根室管内羅臼町)も前年同期比97・4%減の88トンだった。
道内のイカ釣り漁船でつくる北海道いか釣漁業協会(札幌)の千葉伸一専務理事は「今年の全道のスルメイカ漁は、過去最低を記録した昨年をさらに下回る水準」と話す。
過去25年間で最低だった昨年の約4万7千トン(道水産林務部調べ)を下回りそうだという。
不漁で魚価は高騰している。函館市の卸売市場のキロ単価は、昨年までの10年間で月平均196~527円で推移していたが、今年10月は841円に上昇した。
イカを原料に使う函館の水産加工会社社長は「冷蔵庫は空きだらけ。
値上がり分は製品価格に転嫁せざるをえない」と話す。「この値段では商売にならない。来年には会社をたたまなければならない」(老舗干物業者)との声も漏れる。
イカの生態に詳しい函館頭足類科学研究所(函館)の桜井泰憲所長は「(日本近海の海水温上昇とは別で)産卵域と考えられる東シナ海の海水温が下がっているため、産卵域が縮小し、日本への回遊が減っていると考えられる」と指摘。
資源量自体が減っている可能性も高いことから、「今年の漁が好転する可能性は低い」とみている。
北海道新聞 10/31(月) 7:30配信 より
原因は、海水温上昇だけではない!!!
仕入れ業者さんに、電話インタビューしました。
『やはり中国の乱獲の原因が、大きい!!
一年で、このサイクルは、行われる。
了解をいただき、F.B.pageから紹介しています。
東シナ海では、2500隻以上の漁船が、出ている。
彼らは、資源のことは、全く考えず獲れるだけとる。
ここままだと スルメイカの業者は、廃業です。』
秋刀魚に続き、スルメイカも・・・
塩辛にしたり、当店人気メニューなので 困ります。
スルメイカの天ぷら (上の画像参照)
しかし日本も、高度成長期に乱獲は、ありました。
ですから今でも、ズワイガニ、伊勢海老は高価なのです。
ハタハタも一時 枯渇しました。
この日本の悪い教訓を中国に教え、
お互い漁獲制限をすれば、良いのですが・・・
現実は、大国は、耳を傾けてくれません。
今のうちに 美味しいお魚食べてください。
どんどんなくなると思います。
友人の寿司屋さん、築地関係者さんなども、同じ意見でした。
ありがとうございます。
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