waca-jhiのブログ

《食⇔健康をもっと知ろう》

体温は高い方が良いの?

 この記事は2014-04-30と10-27の投稿の再掲記事です。- waca.jhi -

 

  一般的に筋肉質な人は 体温は高めな傾向があり 筋肉が少ないと 低めな傾向と言われています。

そして体温が高い方が痩せやすい とか 太りにくい 病気にもなりにくい などと言われますよね。

 

では低いのはダメで 高い方が良いのか?というと

 ラットやマウス その他 サルの実験では高ければ高いで その分老化が早まってしまうそうです。

 

 参考URL

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17082459

 f:id:wacag:20140429214713j:plain

上記マウスの実験では 体温が0.3度~0.5度低いと

 オスが12% メスだと20%程度 寿命が延びたそうです。

 米国立加齢研究所の研究によると サルの場合 低カロリー食を実施し 寿命が延びたそうで それらの特徴は「体温が低い、血中のインスリン濃度が低い、DHEASと呼ばれる血中ステロイドの低下が遅い」との3つの特徴が見られたそうです。

 この記事はフェイスブックページ "A seed" さんの記事の転載です。

その後 実際に人間の追跡調査でも 低体温の人は長生きな人が多かったとの事。

ただ人間の場合 環境や先天的・後天的影響が大きいので 一概に断定する事は難しいかもしれませんが・・・

他にも体温が高い状態だと活性酸素が多く発生するからではないか? また低い方が心拍が微妙に少なくなるのに合わせ 代謝が落ちる分 長生きになるのではないか?と考えられているそうです。

 

この辺は カロリー制限による抗老化作用・老化寿命延長効果とも関わっていると考えられています。

 一般的に体温が高い方が免疫力が高いので長生きになりそうなものですが そういう小さい枠組みの話ではなくて もっと大きな枠組みでの話のようです。

 

 結局 体温が 高い方が良い とか 低い方が良い とかは ケースバイケース。

 

 高体温は 代謝が上がり免疫力も上がるが 老化も早まる。

 低体温は 老化は遅くなるが 免疫力が落ちる。

という事のようです。

 

どっちが良い悪いというよりもやはりバランスが大事なようですね。

 

 正直言って病気になりそうな時は体温を上げて すばやく治し そうじゃない時は低くして代謝を落とす・・・

みたいなのが簡単に切り替え出来れば便利だと思うんですが そう簡単には行きません(^^;

 

とはいえ米国のお金持ちの方は 亡くなった後 未来に復活の望みをかけて自身の体を冷凍保存している人もいるようなので 将来どうなるのやら・・・

 

余談ですが日本人の約7割は、体温が36.6℃から37.2℃の間だそうです。

10歳から50歳前後の健康な男女3,000人以上の体温の平均値は 36.89℃±0.34℃(ワキ下検温10分)でした。

しっかり体温を測れば意外に高い人が多いようです。

 

 参考URL テルモ

http://www.terumo-taion.jp/terumo/report/18.html

a seed プロデューサー 現代自然派調理研究家 Jeff
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。

https://www.facebook.com/aseed.jp/

                            

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