アトピーとステロイド
一般に、アトピー性皮膚炎を発症した段階では、副交感神経優位でリンパ球の比率が41%を上回っている事が多いそうです。
この段階で、ステロイドを使わず、正しい食事と適度な運動を心がければ、非常に治りやすいと言われています。
逆にステロイドを使うと免疫を抑制しますので、肌の炎症や、かゆみは止まります。
しかし、いったん使いだすと、止める行為がリバウドに繋がりますので、非常にやっかいです。
また、分解できないステロイドが体内で酸化し、酸化コレステロールとなってしまい、これが交感神経優位な身体にさせていきます。
使い続ければ続けるほど、免疫抑制が進み、自律神経バランスが交感神経優位に傾いていきます。
そして、リンパ球の比率が30%未満、時には10%台になってしまうこともあるということです。
それが続くと、肌が薄くなってきたり、黒くなったりとステロイド皮膚炎に繋がるというわけです。
また、低体温となり、汗をかきにくくなり、冷えを感じるようにもなります。
本来は副交感神経優位だった体質が、ステロイドによって免疫が抑制され、さらに酸化コレステロールのために交感神経優位の体質になってしまうというわけです。
炎症やかゆみを抑えるために使ったステロイドが止められない状態になり、アトピーを治すどころか別の問題を引き起こし、交感神経優位な身体にしてしまうと言うことです。
この交感神経優位の状態は、他の病気にもなりやすい身体になるということを意味しています。
免疫活動の表れである、症状を無理やり薬で抑えるということは、こういうことなのです。
本来、アトピーの人は、副交感神経優位から始まりますので、化学物質を出しやすい体質なのです。
だから、皮膚から毒を出そうとし、炎症を起こしているのです。
正しい食事に変えることで、入ってくる毒を軽減し、より出しやすくしてあげると、毒は全部出し切れる体質だったのです。
全部出し切れば、バランスのとれた自律神経へと移行し、健康な状態へ戻れるのです。
早ければ、半年、遅くても9か月くらいでほとんどの人が綺麗な肌を取り戻し、身体も健康になります。
自ら治そうとしている身体を、正しい食事や習慣によって後押しし、毒を出し切ってしまう。
これが正しい治し方で、逆にステロイドを使うということが、どういう事かを知った上で、判断することが大切だと思います。
これは、アトピーだけに限らず、全ての病気と薬に言えることだと思います。
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