waca-jhiのブログ

《食⇔健康をもっと知ろう》

本格納豆のピンチ?どうなる国産納豆。。。

納豆業社様の悲痛な叫びです。!!!!

大豆の自給率 3%です。  有機大豆などは、0、3%です。

ほぼアメリカから輸入 (アメリカの大豆の93%は、遺伝子組み換えです。)

アメリカから不分別の大豆が輸入されてます。(形式上遺伝子組み換えだはないとうたってますが、遺伝子組み換え大豆が大量に混じってます。)

当店では、使う納豆は国産大豆100%のもので、

尚且つ試食して、味にも納得いくものを仕入れております。(国産大豆は、単純に美味しい!!)

今回、素晴らしいこだわり納豆をつくる、

とある業者さんに取引をお願いしたところ、残念ながらお断りされてしまいました。

 

千葉県幕張本郷で営業されていましたレストラン"スロフード小杉" さんの
了解をいただき2015-12-10にF.B.pageから紹介した記事の再掲です。

 

先方からは、大変丁寧なメールをいただきましたので、ご紹介いたします。

これは、日本の農業がかかえる深刻な問題ではないかと思います。

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 現状、弊社商品の包材原料である藁の供給が、対前年比7割程度と激減いたしております。

その理由として藁材商社等の情報によると、近年米の買い取り価格が下落しており、

それに対して飼料用米の補助金が引き上げられており、

手間と費用のかかる食用米から飼料用米への転換のインセンティブが働いているため、

農家の方の食用米への作付意欲が低下していることが原因と考えらるとのことです。

 飼料用米の場合は脱穀、乾燥等を行わず、実付きのまま稲わらをロールにして出荷しますので、

納豆製造に使えるような状態ではありません。

 これは恐らくTTPを睨んでの障壁是正を念頭においた措置であろうとも考えられるので、

そうであるならば、今後とも回復の見込みが立たないとのことです。

 これに加えて国産大豆も、従前より自給率は低い状況でしたが、

やはり上記のようなTTPの方向性を考慮するならば、

将来的な作付面積が低下する可能性こそ考えられるものの、増加する要因とは考えられません。

 藁材商社の情報によれば、現時点においても若い農業後継者が育ちにくい状況が進展しており、

その上で農家の方の高齢化が殊更に進んでいるように見受けられるとのことです。

 その様な中、弊社としては、現時点においては原材料の確保に悩んでいる状況であり、

また供給不足による価格の上昇も悩ましい問題ではあります。

 そのような事情をご斟酌賜りまして、

何卒ご了解賜りますようお願い申し上げます。

乱文のほどご容赦ください。

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会社名は伏せてほしい、とのことでしたので残念ながら詳しくはご紹介できませんが、

素晴らしい、こだわりの納豆を作る会社です。

こういったこだわりを持って、利益だけではなく、

本物を提供したい!という気持ちは、とても共感できます。

こういった会社や、こだわりをもってやっている農家さんなどが、

損をするような仕組みはおかしいのではないか。。。

TTPにより、私たちの食卓は、これからどんどん変わっていくでしょう。

安くなるものも当然ありますので、

一見嬉しいようにも思えますが、質は、、、

見極める目を養うことが、これからどんどん大切になってくるでしょう。

ありがとうございます。

 

                   

過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。

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彦根市の漆作家 坂根龍我さんの作品を主に  waca-jhi's diary 

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