waca-jhiのブログ

《食⇔健康をもっと知ろう》

「ありがとう」の言葉に変えたい

太刀打ちできないほどの向かい風の中、大事な物を必死で運んでいました。

すると、心ある人たちが集まってきて大事な物なんだと気づき、落ちないように支えてくれました。

他人事なのに何も言わずにたくさん集まってきました。

必死で何かを守ろうとしているように見えたのかもしれません。

気が付けば多くの人の手で大事な物は運ばれていました。

自分一人で運ぶしかないと思っていた、大切な大切な宝物

絶対に落とさない、ゴールまで必ず運びきる

そんな思いでした。

娘専用の様式トイレ、寒さ防止のカバー

遠足は1~6年生まで異例のバス対応

どこに行くにも男の子たちは護衛隊のように周りを囲んでくれたそうです。

担任、校長、特別支援の先生は娘の主治医に会いに行き「自分たちに何ができますか?」と涙を流しながら問いかけたそうです。

気がつけば、みんなの大事な物になっていました。

多くの人が、様々な手を差し伸べてくれて、5年をかけて運びきりました。

何一つ、お願いをしたことはありませんでした。

一人で運ぼうとしている姿

そんな姿を支えたいと何も言わずに集まってきた人たち

多くの人たちの想いと行動

娘は一部始終をみていました。

どうやって自分は運ばれたのかを全てを見てきました。

多くの人たちの強い思いが運んでくれたことを感じてきました。

そして「もう私は大丈夫」

「自分の力でゴールする姿をみて欲しい」

そして「自分も大事な物を守れる人になりたい」

そんな思いを込めて、初めて徒競走に出ることを決意しました。

走れる姿を見てもらい、それを「ありがとう」の言葉に変えたい。

そう思ったようです。

そんな娘の想いを受けた担任の先生は全学年、全生徒にその事を伝えに回りました。

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全クラスを訪問し、今までの事情と娘の想いを説明してくれたそうです。

「走る姿を見守ろう、みんなで応援しよう」

そう伝えて回ったそうです。

そして当日。

全学年の先生方、そして全生徒が立ち上がって拍手をする中、娘はゴールすることが出来ました。

この日の出来事は、毎年の卒業式で語られているそうです。

「諦めない気持ちの大切さ、願いは叶う」

校長先生(当時の教頭先生)が卒業生たちに大切なこととして伝えているそうです。

これからしばらくは、みんなコロナの影響でストレスが溜まっていきます。

自分勝手な行動やギスギスした人間関係が目立ち始めるかもしれません。

しかし本来、人は人を助けたい動物です。

この記事は「病気」ではなく「健康」の観点で読むためにFBページ
難病克服支援センターさんの了解の上、記事を転載しています。

誰かの役に立ちたい、そうなれることを心から喜べる動物です。

損とか徳とか、そういう事だけで判断するロボットではないのです。

恐怖や不安、ストレスで、心と体が時々おかしくなるだけです。

苦しい状況の中、必死でもがきながら前を向いて歩いている姿さえあれば、必ず誰かが手を差し伸べてくれます。

心強いお守りのように、一緒になって願いを叶えてくれます。

それが本来の人間の生き方であり姿なんだと思います。

心が争う側に立たなければ、もっともっと安心していいと思います。

 ご息女が五歳の時に筋ジストロフィーと診断され五年後には寝たきりになるとの宣告を受け、一時は悪化していたものが「小さな光を追いかけ続けた結果約四年で血液検査も正常に戻り、自力で立て、走れ、自転車に乗れるまで回復・・」との体験をもとに、難病克服支援センターを運営していらっしゃいます。

                  

過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。

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彦根市漆芸家、坂根龍我さんの作品などは waca-jhi's diary

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