不安に負けない信じる力を得るために
娘の場合、親が病気に気づいた時には、すでにバンザイができなくなっていました。
手が真っ直ぐに上がらなくなっていたのです。
その半年後、よく転ぶように。
膝の力が抜けたように、ストンと真下に落ちるように転ぶことが増えていきました。
医師が言った「5年後には車椅子、そして寝たきり」そんな言葉が何度も頭をよぎりました。
少しでも良くなるように、そう思っていろんな事を試しました。
しかし、そんな思いとは裏腹に、病気が分かってから一年後には自力で立てなったのです。
立たせてあげると、爪先で左右に揺れながら歩くことはできます。
長く歩くと転びますが、それでも自力でゆらゆらと歩くことが出来ました。
「どんな形でもいいから、歩いていて欲しい、医師の言った言葉どおりになって欲しくない」
そんな思いで、始めた2人での夜のお散歩。
歩かないと歩けなくなることが怖かったのと、勇気をもらうためでした。
「昨日も歩けた、今日も歩けた、だから必ず明日も歩けるはず」
毎日、毎日、毎日、それの繰り返しです。
この繰り返しが、1ヶ月続くと大きな勇気に変わりました。
「昨日も歩けた、今日も歩けた、だから明日も必ず。。。」
これが何度も何度も繰り返されると、歩けなくなるという不安が少しずつ薄れていきました。
医師の言葉による恐怖より、今日も歩けたという実感が勇気に繋がったのだと思います。
「昨日も歩けた、今日も歩けた、だから明日も歩こう」
そう思えるようになっていきました。
信じる力って自分で作るものだと思います。
私は自信がないから、不安になりやすいから、それは私も同じでした。
誰でも医師からの宣告は怖いです。
医学を学んだ専門家が言う言葉ですから、それが気にならない人はいないと思います。
だからこそ、未来を信じることが出来るように行動することが大切なんだと思います。
「大丈夫?大丈夫じゃない?どっち???」
難病克服支援センターさんの了解の上、記事を転載しています。
そんな気持ちは、大丈夫だと思えることを毎日積み重ねることで「大丈夫」って思えるようになっていくのだと感じました。
私のとって娘との散歩は「不安に負けない信じる力」を得るため行動でした。
それによって、娘の体や未来を信じることが出来て、自分は良くなるための行動を諦めずに積み重ねていけたのだと思います。
娘の回復までの変化(症状と検査数値)
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過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。
彦根市の漆芸家、坂根龍我さんの作品などは waca-jhi's diary
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