岩塩の偽物に注意
岩塩を見分けるポイント。
以前にもお話しましたが その後何人か問い合わせ頂く事も多いので再度・・・
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岩塩は切り出した物っというイメージですが
実は水で溶かしてから精製している物が意外に多いんです。
そして それは普通の精製塩と成分的にほとんど変わりません。
違いが有っても1~2%程度 大半が塩化ナトリウム98%以上
岩塩とは 大昔 海だった所が 隆起したりして陸地になったりして塩湖になり干上がった物に土砂などが堆積したものと考えられています。
その地中にある岩塩をどうやって取り出すか?ですが
大きく分けて2つの方法があります。
図は溶解式採掘法を簡略化したもの
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その1 乾式採鉱法
これが一般的に想像する人が多い方法ですね。
しかし案外少ないのです。
普通に鉱山のように掘っていって直接 カタマリを掘り出した物。
特徴 不純物が多いため色付いている物もある。
硬く溶けにくいので 料理には不向きとされています。
その為 料理用としてはかなり細かく粉砕した物が多い。
このページはF.B.ページ "A seed" さんの了解をいただき
2014-2-3に紹介させていただいた記事の再掲です。
2014-2-3に紹介させていただいた記事の再掲です。
その2 溶解式採鉱法
これは ご存じない方も多いかと思います。
岩塩の層に淡水と空気を注入し 塩を溶かし出し汲み上げ その後 不純物を除き 釜で炊いて結晶化した物。
特徴 精製しているため見た目綺麗な物が多いが着色したり成分添加している物もある。
柔らかく溶けやすいので海外では一番 一般的。
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見分けるポイントは 原材料表示に「塩」以外の表記が有る物は後者。
最近は工程を表示するようになったので分かりやすいかもしれません。
例えば・・・
乾式なら →[ 工程 、採掘、粉砕 ]等の表示
溶解式なら→[ 工程、溶解、立釜、乾燥 ]等の表示です。
岩塩と言うと日本の精製塩に比べてナチュラルで何となく良さそうっというイメージですがよく原材料表示を確認しないと あなたの想像していた物と違うものを選んでいるかもしれません。
まず知ること 知った上で選ぶのは 私達 消費者です。
- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/aseed.jp
過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。
彦根市の漆芸家、坂根龍我さんの作品などは waca-jhi's diary
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