秘策や秘薬はなかった
今の日本は、指定難病患者だけでも100万人以上います。
毎年、5万人くらい増え続けているようです。
指定難病患者は医師から「治らない」と宣告されます。
それは私の娘も同じでしたし、相談者さん達も同じです。
医学では治せない病気が指定難病ですから、そう宣告されるのは当たり前の流れなのです。
違いがあるとすれば、娘のように「治療法や薬がない」と見放されるか「症状を抑える薬はある」と言われるかの違いですね。
どちらにしても「治らない」と宣告されるのは同じです。
そして、その言葉を受け入れる人もいるでしょうが、私のように何とか娘を治したいと必死で情報を探る人も多くいます。
サプリメントや治療法や治療家など。。。
今なら分かります。そういう物がないってことが冷静に判断できます。
しかし当時は人が勧めてくれるサプリメントが秘薬に見えたり、特別で独特な治療法が秘策に思えたりしていました。
「治したい! 治る物があったらいいな。。。」そういう気持ちが強いと、そう見えたり、そう思えたりするのです。
しかし、冷静に状況をみると、そういう物がないってことに気づけました。
毎年、新規で5万人、すでに100万人の指定難病患者が少しでも良くなろうとその方法、治る方法を探しているのです。
それが今の日本です。
このような状況の中で秘策や秘薬があるなら、もうすでにそこには難病患者が殺到しているはずなのです。
しかもこれだけの情報社会ですから、ネット上で難病患者がそれを見つけるのは簡単なはずですよね。
それがないってことは、難病を治す秘策や秘薬はないということです。
しかし、それでも難病を克服した人がたくさんいることも事実です。
難病克服支援センターさんの了解の上、記事を転載しています。
治すための秘策や秘薬はないってこと、しかし治った人はたくさんいること
そのことを実感することが難病克服への大きな第一歩だと思います。
私は娘との闘病で同じ道を辿りました。
治る方法はないかと必死で探し求め、遠回りして無駄な時間やお金をたくさん使いました。
相談者さんの中にも、そういう過程を経て相談に来られた方が多くいます。
しかし、治すための方向や努力は秘策や秘薬を探すことではなく、40万年間、人間が生き延びてきた当たり前だった生活を想像し、今の常識を見直すことです。
現代は、当たり前だったことが当たり前ではなくなっているのです。
そして今の当たり前は、人の心や体にとって大きな負担になっているのです。
それを正すのに、秘策や秘薬は不要です。
難病克服支援センター
過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。
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