加工食品による健康被害への懸念と味覚破壊の一例
最近仕事帰りに非常に氣掛かりな光景があります。地元小田原での光景になります。
JR小田原駅の西口の直ぐ側に大手コンビニがあり、
その先には予備校があります。
この様な立地から夕刻になると、このコンビニに部活を終え
て予備校へ向かう運動部の高校生達が寄って行きます。
彼等は部活を終えた空腹状態から、それぞれ一人一人が特盛りカップ麺や唐揚げ・コロッケ・プライドチキン等のフライ物・おにぎり等を頬張りながら食べています。
部活を終えて家に帰る迄、空腹を我慢出来ない氣持ちは解りますが……。
直ぐには無いと思いますが心配になります。
コンビニのフライものの問題は、つい先頃メディアで報じられたばかりだと思いましたが、〈人の噂も…〉なのでしょうか?
あるいは報道内容に興味が無いのか?
彼らの耳には届いていない様です。
また出汁ガラの鰹節や昆布を様々な添加物で味付けした、具もご飯も添加物まみれのおにぎり。
まだ成長期の後半に差し掛かった彼らの何年か後が心配です。
健康面は勿論問題がありますが、それだけでなく味覚障害も心配になります。
小田原で食べ物の研究と料理教室などをしていらした故平野鉄也さんのFBへの投稿記事を
了解をいただき2015-3-11に転載させていただいた記事を再掲しています。
加工食品により味覚に異常をきたす例として、この様な事があります。
随分前から発売されているカップ麺の特大サイズですが、この麺一杯の中には約10gもの急激に血圧を上昇させるリスクが高い無機塩(いわゆる化学塩)が入っています。
平均的な成人の1日の塩分摂取量が5〜6gなので、このカップ麺一杯で2日分の塩分摂取量になる訳です。
しかも彼らが摂取する塩分は、この時のコンビニでの一食だけではありません。
1日トータルでどの位の摂取量になるのやら……。
ご存知の通り無機塩の習慣的な摂取は不整脈、あるいは最悪心不全を引き起こす事もあります。
この無機塩は苦味はありますが、旨味等が全く無い為に尖った塩辛さがあります。
しかしこれに塩気のカドを取る甘味料・複雑な旨味を持つ蛋白加水分解物(あるいは約16〜17種類もの化学物質が集まった〈アミノ酸等〉)・コクを出す為の大量の油脂分・後味にキレを出す酸味料・風味と香りを付ける香料等々。
幾多の多量の添加物を巧妙に組み合わせると、大食漢な人ならば容器一杯の麺とスープを全て食してしまう事が可能になります。
普通あのサイズの容器に10gもの塩が入った麺類等はしょっぱくて食べられません。
そしてこの添加物の使い方は弁当・惣菜関係にも応用される場合もあり得ます。
若年層が、この様な食習慣を繰り返していては遅かれ早かれ健康と味覚が崩壊します。
外食チェーンや加工食品、コンビニの食料品や弁当・惣菜関連迄。
ご家族と子供たちの味覚向上と健康維持の為に、可能な限り加工食品を摂らない様に食習慣の改善を心掛ける事をお薦めします。
過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。
彦根市の漆芸家、坂根龍我さんの作品などは waca-jhi's diary
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