waca-jhiのブログ

《食⇔健康をもっと知ろう》

輸入のトマト缶やツナ缶 感熱紙の不安

輸入のトマト缶やツナ缶の内部にコーティングしているプラスチック樹脂や

一般的なレシート等の感熱紙やプラスチック製のおもちゃに含まれる「ビスフェノールA」以下略「BPA」という物質が溶け出し

悪影響を及ぼす可能性があるとの事。 

BPAは 主にプラスチック(ポリカーボネート樹脂)や接着剤(エポキシ樹脂)等の原料として幅広く利用されています。

 このページはフェイスブックページ "A seed" の記事の転載です。

2010年頃から カナダではBPAを含む哺乳瓶の製造、輸出入を全面的に禁止だったりします。

日本でも 厚労省からBPAの摂取はできるだけ減らすことが望ましいので

関連事業者に自主的な取り組みをすでに要請されていて缶詰の内面塗装に使う樹脂の変更を行うなど、対策済み。

ただ売っているトマト缶の70%前後が輸入品なので ご注意下さい。  

一応妊婦さんや乳幼児は缶詰は避けた方が良いと思います。

トマトは「瓶詰め」も多く販売されていますし 普通に生のトマトでも良いでしょう。

また今年に入って欧州研究でBPAは無害だとの翻訳された記事をどこかで見かけましたが

よくよく原文を読んでみると「規制したために現在の暴露量が少なくなり影響がなくなった」というニュアンスのようで

具体的な毒性についてはまだ研究中だそうです。

現実的に基準値も10倍以上厳しくされたそうです。

欧州化学品庁もBPAが生殖に有害であるとして化学物質規制の 危険・有害性分類カテゴリーを2から1Bに引き上げました。

その他 フランス政府はレシート等の感熱紙やプラスチック製のおもちゃなどに含まれるBPAも使用禁止にしていく方向とのこと。

レシートに触るだけで皮膚から吸収され通常の数倍以上の値が検出された実験結果もあるそうです。

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ビスフェノールA(BPA)

乳児や小児の発達上の問題や 成人のがん、肥満、糖尿病、心疾患との関連が認められている。

マウス胎児に暴露すると、今まで考えられてきた量よりもかなり少ない量で 中枢神経系での雌雄性差の解消、行動異常などをきたすという報告もあります。

参考 URL

ビスフェノールAについてのQ&A」厚労省
http://www.mhlw.go.jp/…/buk…/iyaku/kigu/topics/080707-1.html

ジェトロ 
https://www.jetro.go.jp/biznews/2014/12/5497c48d86c40.html

- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー  Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。

https://www.facebook.com/aseed.jp

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