いろんな健康法、本当に大丈夫?
私自身、娘の難病を治すために、いろんなことを試しました。
体を正常化するために何が出来るかを探しながら実行しました。
ただ、その時に注意していたことは「今の娘に合った方法かどうか」ということです。
世の中にはいろんな民間療法や食事療法があり、体に良いとされている健康法がたくさんあります。
本やネットで探すと、超小食、玄米菜食、糖質制限、ケトン食などなど。。。
病気が治ったとか、体に良いとか、そういう情報で溢れています。
そこで疑問に思うのは、誰にでも合うように書いているけど、そんなことがあるのか?ってことです。
例えば、体の成長が止まった大人と違い、成長段階の子供にとって超小食が合うのかどうか?
筋肉疾患の人は細胞破壊が強く、超小食で細胞再生が追い付くのかどうか?
胃腸の弱い人が、胃腸の強い人と同じように繊維質の多い玄米菜食で大丈夫なのかどうか?
このように、世の中にある療法や健康法は誰にでも合うものではないと思うのです。
肝心なのは、その人の今の状態に合っているのかどうか、それによってプラスにもマイナスにもなるのです。
合わなかった場合は逆効果で病状を悪化させる可能性が高く、実際にそういう方の相談も多いのが現状です。
相談者との初回カウンセリング時は、いくつかの質問を事前に行い、今までの経緯をメールでお聞きしています。
その中に「今まで行ってきたこと」という質問を入れています。
その回答で「水をたくさん飲む」という方が時々います。
理由を聞くと「毎日、水を1.5ℓ飲むと体に良いと聞いた」とか「今まで水分をあまり摂らなかったので、今は頑張って飲むようにしている」とか、そういう回答が多いのです。
確かに体の60~70%は水なので、水分が不足すると血液が濃くなったり、便秘になったり、老廃物が排出されにくかったりします。
ですので、体の水分が不足しないように水を摂ることは大切なことです。
しかし、それは誰にでも当てはまることではなく、出せる体の人にとっての健康法なのです。
要は、体の巡りの良い人で、血や水、気の流れの良い人が、たくさんの水を意識して摂ることで、更に水の流れが良くなり、その影響で血や気の流れも良くなるからです。
ですが、当センターに相談に来られる方は、病気や不調の人です。
水分があまり摂れない、汗をかかない、尿の回数の少ない、便通が悪い、このように出せない状態の人が多くいるのです。
それは、ストレスだったり自律神経の乱れだったり、体の硬直だったり、それが原因で血や水、気などの巡りが悪くなり発病している人が多いからです。
そういう人が単に体に良いという情報だけで「水をたくさん飲む」という選択をするとどうなるのか?
・入った水分を出せないので浮腫む
・体内に水が停滞することで内臓が冷えて免疫力が低下する
・無理な内臓の働きにより更に内臓機能が低下する
・消化酵素が薄まり消化不良を起こす
このように、体に良いと思って行っていることが今の体に合っていないと更に体を悪化させることに繋がるのです。
これでは治すために体を応援するどころか、体の足を引っ張ることになりますよね。
このような人が、実際に多いのが現実なのです。
難病克服支援センターさんの了解の上、記事を転載しています。
ですので、治したい一心でいろんなことを試すには、今の体の状態に合っているのかどうかを見極める必要があるというこです。
同じ水分を摂るにしても利尿効果やデトックス効果のあるお茶を飲むなどの方法なら、出せる体へと変えていくことが出来ますよね。
「出せるから入れる」という循環が巡りを良くし、体を変えていくことに繋がるからです。
また、水の巡りが悪い人は、血や気の流れも悪く、その原因がストレスや不安、緊張などからくる上半身の筋肉硬直(広範囲なコリ)だったりします。
自宅でできる簡単な運動で筋肉硬直を解すことで血の流れを良くしながら水の流れを良くすることができるのです。
これもまた、出せる体づくりですから入れるための下準備となり、巡りの良い体を作ることに繋げられるのです。
ネットで様々な情報を簡単に得ることが出来る時代だからこそ、「良い」という言葉だけを信じるのは危険だということです。
誰にでも合う健康法や民間療法があるのなら、癌やアレルギー、難病患者が急増し続けるわけがありませんよね。
ということは「良い」と書かれている情報の中には、自分にとって「悪い」もあるということなのです。
難病克服支援センター
過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。
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