加工食品の依存症
インスタント食品や その他お菓子 加工食品等々で
「止められない止まらない」というのは
どうも一種の「中毒症状」のようです。
実際に 甘くて脂肪の多いものほど口当たりがよく
それはチョコやポテチだけでなく加工食品全般に言えることで 様々な健康問題を起こす疑いが濃厚になっています。
以前からジャンクフードは麻薬と同じ脳内報酬系というメカニズムを何度かご紹介しておりますが
このほど米NY州マウントサイナイ医科大の研究によると
やはり「食品依存」の症状が 依存症に酷似していると今年の2月 科学論文公開サイト「PLOS One」に掲載されました。
2015-08-20に紹介させていただいた記事の再掲です。
今回の研究では 504人の被験者に協力してもらいイエール大学で作成された「イエール大 食物依存症テスト」というものを利用した。
その中で 様々な食品について強い依存傾向がある物に点数を付けていき その平均を出し順位を決めた。
順位は
「依存性が高い食べ物」
1位 ピザ(4.01)
2位 チョコレート(3.73)
3位 ポテトチップ(3.73)
4位 クッキー(3.71)
5位 アイスクリーム(3.68)
「依存性が低い食べ物」
1位 きゅうり(1.53)
2位 にんじん(1.60)
3位 豆(1.63)
4位 りんご(1.66)
5位 玄米(1.74)
だった。
これらを見る限り 強い依存傾向がある物は 加工度の高い食品が多い傾向がありました。
これは 俗にいうGI値(※)の高いものが多い。
この結果は 今までにも 薬物等の依存と同じだという研究結果がいくつも出ていますが
今の所 動物での結果のみのため 「食品依存」という依存症しては正式に認められていません。
ただ この結果から
依存する傾向の強い物は 明確になりつつあるので 逆にこれらにピンポイントで気をつける事で
肥満や様々な疾患にならないように気をつける事が出来るのではないか?っと博士らは言っています。
みなさんも思い当たる節有りませんか?
参照元URL
http://www.huffingtonpost.jp/2015/03/09/likely-to-get-hooked-on-these-foods_n_6828754.html
※ GI値 グリセミック指数 ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E6%8C%87%E6%95%B0
- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/aseed.jp
過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。
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